ゼロ村牧場 パカラッチョ!! 仙台市泉区
パカラッチョは「馬とくらす」という理念の下、馬と自然体験を中心に据えた様々な学びのプログラムを提供する学びの牧場です。
かつて日本の農村の風景には当たり前のように馬がいました。その馬は、現代の競馬や馬術競技で目にする外国産のサラブレットとは異なる、日本在来馬と呼ばれる固有種であり、今や絶滅危惧種となっています。パカラッチョでは活動の中核に日本在来馬を据え、多くの人に日本在来馬の価値を再認識してもらうことで、その未来を創造することを目指しています。
馬とともにくらすということ
それは自然と調和すること、自然と共生すること。自然に寄り添い、四季を五感で感じること。人間も自然の一部であり、多くの生き物の一員であるということを実感しながら生きること。
それは人が馬に寄り添い、馬がそれに答える、馬と人間のコミュニケーションの積み重ねの日々。
それは現代のテクノロジーとも向き合いながら、馬との暮らしを維持するその方法を模索すること。
それは学ぶ喜び。馬を学び、馬から学び、馬と学ぶこと。馬とのふれあいを通して、命や自然を感じること。大人も子どもも成長すること。
それは「ない」が「ある」くらし。経済合理性を追求し、物質的な豊かさを希求することではなく、馬のリズム、自然のリズムの中で生きることで、失われた人生の味わい深さを取り戻すこと。
パカラッチョは、混迷を極める現代社会における多様な生き方の一つとして、「馬とくらす」を実践し、その価値を多くの人に伝えていきます。
①馬を活用した教育・療育プログラムの提供
テーマ:「馬を学ぶ、馬から学ぶ、馬と学ぶ」馬から広げる学びの世界
乗馬や馬のお世話、馬のための畑作り、牧場の自然を活かした自然体験などを子ども、家族、大人、シニア、障がいのあるなしなど関係なく、多様な人々に馬を中心に据えた学びのプログラムを提供する。
②馬糞堆肥を活用した農業「PACAファーム」
テーマ:「馬人農~馬と人が紡ぎ出す循環型の農業」
馬糞堆肥を活用し馬の餌となる野菜等の栽培を行う。教育プログラム内にも農作業を取り入れ、畑の世話や実食などの体験活動に活かす。
③馬を活用した教育プログラムの研究開発、馬を活用した事業の開発・コンサルティング
テーマ:「馬×〇〇で馬と暮らす豊かさを探求する。」
・馬×学び:教育プログラムの研究開発
・馬×デジタル:ITやAIを活用した馬と学びのプログラムの開発
・馬×アート:アーティストとのコラボの企画 など
様々な組み合わせを実現化するための研究開発、コンサルティングを行い、特に日本在来馬の新たな可能性を探る。
10年続いたパカラッチョの奇跡を奇跡でおわらせない。パカラッチョは新しい挑戦を続けていきます。
ゼロ村牧場パカラッチョは、自然素材・自然エネルギーを活用する家づくりを軸に、環境事業、不動産事業、コンセプトショップを展開する(株)建築工房零の運営協力のもと、零の敷地の一部である「ゼロ村」を拠点とし2015年に開設しました。
零の社是「地球と暮らそう」は、パカラッチョの「馬とくらす」というコンセプトと深く共鳴し、「Act local, Think global!(グローバルな視点を持って、地域で活動をする)」という姿勢を共有しています。
自然の中で育まれる循環可能な暮らしに挑戦し、その体験を多くの人に提供する。ゼロ村は「お金をかける便利より、汗のかける不便を楽しむ」そんな「健やかな暮らし」を提案していきます。